プロ格闘家のためのファイナンシャル・プランニング No1

 

 こんにちは。ファイナンシャル・プランナー(CFP)で社会保険労務士の平野厚雄です。突然ですが、このたび、当ホームページ上で「プロ格闘家のためのファイナンシャル・プランニング」というテーマで、コラムを書いていくことにいたしました。

 

 

 私自身、2001年にブラジリアン柔術、2002年に総合格闘技を始め、2006年にはそれまで勤めていた郵便局を退職し、独立系FPというフリーな立場で仕事をしながら総合格闘技を続け、小さい団体ながらもプロのリングにも立たせていただきました。そして、総合格闘技を続けていて分かったことは、世間的に「プロ格闘家」と呼ばれている選手たちは、「プロ格闘家」と呼ばれていても、格闘技だけで生計を立てている人がほとんどいない…という現実でした。

 

 

  そこで、私はFPという仕事をしながら、「このプロ格闘家達こそFPが必要では無いのか?」と考えるようなりました。なぜなら、選手をしていると生命保険に加入できない。練習時間を優先したいので正社員ではなく時間の融通が利くアルバイトで生計を立てている。アルバイトなので収入が安定しない。では、充分なファイトマネーを貰っているのか?というと、どうやらそんなこともなさそうである。個人事業主なので、公的年金・健康保険の給付も薄い…等々。つまり、お金の問題が満載なのです。

 

 

 

プロ格闘家のためのファイナンシャル・プランニング No2

 そして、何よりも現役を引退したらどうすのだろうか?…という問題があります。この問題は、プロ格闘家に限らず、プロ野球選手、プロサッカー選手など他のスポーツの選手にも当てはまります。引退してからの人生の方が長いという現実がある中で、大切なのことは、現役時代から引退後の生活設計をしっかり持ち、なおかつ、それに向けて準備していくことだと思います。私自身は、郵便局を退職するにあたり、自分のライフプランを立て、格闘技引退後の計画も立てておりました。もちろん、ライフプランを立てていれば絶対に大丈夫!…ということではありませんが、ある程度の将来設計が必要であることは間違いありません。そこで、これから当コラムでは、プロ格闘家達が選手活動をしながら、自分のライフプランやお金のことをどう考えているのか?という質問等についてアンケート(Q&A)をお願いし、その回答結果を分析し、その解決策等について私なりの考えを書いていきたいと思います。

 

 

 

 プロ格闘家に焦点を絞ったこの企画は、おそらくFP業界で初の試みだと思います。私自身、どう展開していくか分からない部分もありますが、非常に楽しみにしております。そして、これをきっかけに、格闘技業界に何らかのインパクトを与えられればなと思っています。そして、何よりも、毎試合、命を懸けてリングに上がる選手たちの人生が素晴らしいものになってもらいたい・・・と心から願います。

 

 

 なお、次回登場していただく記念すべき第1号プロ格闘家は、私と同じ道場の所属(ストライプル)で、現在、日本の総合格闘技界の軽量級(-56.7kg)において、屈指の実力者として知られるプロ総合格闘家・廣瀬勲選手です。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2011年11月11日(金)
FP社会保険労務士事務所 柔コンサルティング
代表 平野 厚雄