≪Q≫ 簡単な仕事に対して、何度もミスを繰り返す社員がいるので、遂に頭にきて「もう、明日から来なくてもいい!!」と怒鳴ってしまいましたが、何か問題ありますでしょうか?


 

   問題が起きる可能性があり、結果的に解雇無効となる恐れがあります。

   社員に退職してもらう方法は大きく分けて2つあります。

   それは退職勧奨と解雇です。

   退職勧奨は、合意退職といって、会社が退職を打診してそれを社員が同意をして会社を退職してもらう方法です。

   つまり、お互いが納得している状態です。この場合退職勧奨については、特に問題ありません。
     (無理に合意を迫れば問題になる可能性が高くなります)

   一方で、解雇とは、会社が労働契約を一方的に終わらせて労働者を辞めさせることです。
     つまり、社員は納得していない状態です。

   この解雇は、社会の常識に照らし合わせて100人いたら95人程度が納得できる理由
   (これを社会通念上相当な理由といいます)がないと無効となります。
   (また解雇は退職勧奨と違い様々な法令で禁止されています)

   解雇でトラブルが起きた場合、会社側としてはその準備と対策が無い限り、
   会社側は不利(解雇無効)になることが多いのが現実です。

   したがって、会社としては、退職してほしい社員がいた場合は、解雇は最後の手段にしていただき、
   まずは退職勧奨でアプローチするのをおすすめいたします。

 

 

 

 

柔社会保険労務士事務所
所長 社会保険労務士 平野 厚雄